XHTML 1.0 では、 Strict 、Transitonal 、Frameset の3つの文書型が選べる。では、どの文書型を採用すればよいのだろうか。 ホームページの目的にもよるが、まず「非推奨要素・属性を使用するかどうか」が採用基準になる。 使用しない場合はXHTML1.0 Strict を、使用する場合はXHTML 1.0 Transitional を採用することになるだろう。 逆にXHTML 1.0 Strict を採用しでも、マークアップの使い方に よっては厳密に分離できない場合もある。たとえばビジュアルブラウザのみを念頭に置いてblockquote要素をインデン卜目的で使用するのは、文書型定義には抵触しないとしても、けっして適切なマーク アップとはいえない。
スタイルシートレイアウトにするのかがまず問題となる。表を作成するtable 要素をレイアウト目的で使用することは適切なマークアップといえないが、どの文書型であっても過渡的な方法としてテーブルレイアウトを利用しているサイトがまだ見受けられる。ここで過渡的とは、ブラウザの後方互換性の考慮や作成者側のワークフローの調整その他、スタイルシートレイアウトの利用が時期尚早と判断する状況もありうるということである。 ただし、テーブルレイアウトを利用する場合でも、表の深い入れ子 は極力避け、アクセシビリティに配慮して、できるだけ線形的に情報を提供できるようにコンテンツを配置することが求められる。